Medical & Brain Injury
脳卒中・脳外傷・高次脳機能障害の包括的統計データ。グラフをクリックすると拡大表示されます。
脳卒中や外傷性脳損傷(交通事故・転倒など)によって脳が損傷を受けた結果、認知機能に障害が生じた状態の総称。外見上は障害がわかりにくいため「見えない障害」とも呼ばれ、本人・家族ともに苦労が大きい。
主な症状: 記憶障害(新しいことが覚えられない)、注意障害(集中力の低下・複数作業困難)、遂行機能障害(計画を立てて実行できない)、社会的行動障害(感情コントロール困難・対人トラブル)。
支援体制: 全国47都道府県に125箇所の支援拠点機関を設置。相談支援・リハビリテーション・就労支援・家族支援を実施。障害者手帳の取得により各種福祉サービスを利用可能。
課題: 推計50万人のうち障害認定を受けているのは約78,000人(16%)にとどまり、多くが制度の狭間に置かれている。就労率は28%と低く、経済的自立の支援が急務。
発症後6ヶ月〜1年が回復のゴールデンタイムとされるが、2年以上経過後も改善が見られるケースあり。認知リハビリテーション、作業療法、言語聴覚療法を組み合わせた包括的アプローチが効果的。
復職支援: 障害者職業センターによるジョブコーチ支援、就労継続支援A型・B型事業所の活用、障害者雇用促進法に基づく企業への働きかけ。
出典: 厚労省「患者調査」(令和5年) / 国立障害者リハビリテーションセンター / 高次脳機能障害情報・支援センター / 東京都高次脳機能障害者実態調査